天才脳外科医の愛が溢れて――もう、拒めない~独占欲に火がついて、とろとろに愛されました~
えーと、先生とキスして……ブラをずらされて胸を舐められて……。
ああ……嘘でしょう!
なんて恥ずかしいことしてるの?
ショックで死にそう。
両手で顔を覆いながら「私のバカ。なにやってるの」と後悔していたら、先生の声がした。
「茉莉花ちゃん、準備してる?」
「は、はい!光速で準備してます」
おかしな返答をしてすぐにベッドを出ると、スーツに着替えて身支度を整え、入り口のドアに向かう。
もう氷室先生はビシッとしたスーツ姿で小鳥遊先生と話をしていた。
この先生と朝からあんなことしてたなんて……。
さっきの行為を思い出し、顔がカーッと熱くなる。
私に気づいた先生が、「じゃあ、行こう」とにこやかに笑って私の肩に手を回してきた。
もうそれだけドキッとして心臓に悪い。
この手、退けてくださいと言うべきだろうか?
でも、言ったらまた意識しすぎとかからかわれそうだ。
気にしない振りをして小鳥遊先生に目を向ける。
「小鳥遊先生、おはようございます」
「おはよう」
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