天才脳外科医の愛が溢れて――もう、拒めない~独占欲に火がついて、とろとろに愛されました~
バイクなら夕方の渋滞も問題なく進める。
隼人が奥多摩に向かってるから、万が一館山が外れても茉莉花ちゃんを助けられる。
それに警察も動いているはず。
茉莉花ちゃん、どうか無事でいてくれ。
アクアラインを通って房総に向かい、一時間弱で田辺の別荘に着いた。
もう空は真っ暗だったから、探すのに苦労した。
彼の別荘の近くにバイクを停めて様子を窺う。
目の前は海。白い外観で二階建ての別荘。周囲は壁で覆われていて、中の様子はあまりよく見えないが、正面玄関前には見張り役なのか、スーツ姿の男が立っていてタバコを吸っていた。
多分、ここに茉莉花ちゃんがいる。
スマホを出して隼人にLINEを送ろうとしたら、彼からメッセージが届いた。
【奥多摩は外れで、俺も館山に向かってる】
その文面を見て彼に返事をする。
【館山の田辺の別荘に着いた。見張りもいるし、多分茉莉花ちゃんはここにいる。先に侵入して彼女を助ける】
ここでじっと待ってるなんてできない。
隼人が奥多摩に向かってるから、万が一館山が外れても茉莉花ちゃんを助けられる。
それに警察も動いているはず。
茉莉花ちゃん、どうか無事でいてくれ。
アクアラインを通って房総に向かい、一時間弱で田辺の別荘に着いた。
もう空は真っ暗だったから、探すのに苦労した。
彼の別荘の近くにバイクを停めて様子を窺う。
目の前は海。白い外観で二階建ての別荘。周囲は壁で覆われていて、中の様子はあまりよく見えないが、正面玄関前には見張り役なのか、スーツ姿の男が立っていてタバコを吸っていた。
多分、ここに茉莉花ちゃんがいる。
スマホを出して隼人にLINEを送ろうとしたら、彼からメッセージが届いた。
【奥多摩は外れで、俺も館山に向かってる】
その文面を見て彼に返事をする。
【館山の田辺の別荘に着いた。見張りもいるし、多分茉莉花ちゃんはここにいる。先に侵入して彼女を助ける】
ここでじっと待ってるなんてできない。