天才脳外科医の愛が溢れて――もう、拒めない~独占欲に火がついて、とろとろに愛されました~
「これは行かない訳にはいかないな」
私の目を見てコクッと頷くと、彼はまたステージに行ってもう一曲披露する。
そんな樹がとても誇らしかった。
コンサートが終わると、また病棟に戻って、久我部長がみんなに差し入れてくれたピザを摘みながらやり残した仕事をする。
仕事が終わったのは午後八時過ぎで、私がパソコンの電源を落とすと、樹がコートを着てこちらにやってきた。
「茉莉花も終わったみたいだね。帰ろう」
「はい」
私もコートを羽織り、樹と途中ケーキ屋に立ち寄ってマンションに帰る。
もちろん、帰るのは樹の部屋。
リビングにはクリスマスツリーが飾ってあって赤、緑、青といった照明がキラキラ光っている。
このツリーは樹と飾りつけたもの。
コートを脱いで部屋着に着替えると、買ってきたケーキをダイニングテーブルに出した。
樹も部屋着に着替えてシャンパンを出す。
夕食はふたりとも病院でピザを摘んだので、ケーキとシャンパンのみだが、私と樹にとっては初めてのクリスマスイブ。
こうしてふたりでいられるだけで嬉しい。
私の目を見てコクッと頷くと、彼はまたステージに行ってもう一曲披露する。
そんな樹がとても誇らしかった。
コンサートが終わると、また病棟に戻って、久我部長がみんなに差し入れてくれたピザを摘みながらやり残した仕事をする。
仕事が終わったのは午後八時過ぎで、私がパソコンの電源を落とすと、樹がコートを着てこちらにやってきた。
「茉莉花も終わったみたいだね。帰ろう」
「はい」
私もコートを羽織り、樹と途中ケーキ屋に立ち寄ってマンションに帰る。
もちろん、帰るのは樹の部屋。
リビングにはクリスマスツリーが飾ってあって赤、緑、青といった照明がキラキラ光っている。
このツリーは樹と飾りつけたもの。
コートを脱いで部屋着に着替えると、買ってきたケーキをダイニングテーブルに出した。
樹も部屋着に着替えてシャンパンを出す。
夕食はふたりとも病院でピザを摘んだので、ケーキとシャンパンのみだが、私と樹にとっては初めてのクリスマスイブ。
こうしてふたりでいられるだけで嬉しい。