天才脳外科医の愛が溢れて――もう、拒めない~独占欲に火がついて、とろとろに愛されました~
お礼を言ってお弁当箱を開ける。
おかかのおにぎりと漬け物しか入っていないのを改めて見て、この中身は質素過ぎたと落ち込んだ。
「先生、すみません。お肉とかなくて」
「なんで謝るの?茉莉花ちゃんが作ってくれたその気持ちが嬉しいよ」
ポンと私の肩を叩いてニコッとする先生に拳を握り締めて言った。
「先生、慰めはいいです。明日、リベンジさせてください。私のプライドが許せません」
「へえ、明日も作ってくれるなんて楽しみだな。でも、睡眠時間削るってのはなしね。茉莉花ちゃんに倒れられたら困る」
にこやかに言いながらも釘を差してくるところが先生らしい。
「わかってます。私には先生方をサポートするという大事な使命がありますから」
「うん、うん、わかってるならいい。じゃあ、食べよう」
ふたりでいただきますをしてお握りを食べ始める。
「このひと口サイズのお握りいいね。食べやすくて気に入った」
「なにか作業しながら楽に食べられるかと思いまして」
おかかのおにぎりと漬け物しか入っていないのを改めて見て、この中身は質素過ぎたと落ち込んだ。
「先生、すみません。お肉とかなくて」
「なんで謝るの?茉莉花ちゃんが作ってくれたその気持ちが嬉しいよ」
ポンと私の肩を叩いてニコッとする先生に拳を握り締めて言った。
「先生、慰めはいいです。明日、リベンジさせてください。私のプライドが許せません」
「へえ、明日も作ってくれるなんて楽しみだな。でも、睡眠時間削るってのはなしね。茉莉花ちゃんに倒れられたら困る」
にこやかに言いながらも釘を差してくるところが先生らしい。
「わかってます。私には先生方をサポートするという大事な使命がありますから」
「うん、うん、わかってるならいい。じゃあ、食べよう」
ふたりでいただきますをしてお握りを食べ始める。
「このひと口サイズのお握りいいね。食べやすくて気に入った」
「なにか作業しながら楽に食べられるかと思いまして」