猫を拾った
食事を食べ終え、道の駅の駐車場で、車内のシートを全て倒してフラットにする。
ゴロンと寝転んで、毛布をかけた。
「なぁ」
「なんでしょう」
「寝るまで暇だ」
「......そうですね」
「クイズを出すから考えろ」
そう言って出されたクイズは、ただ長いだけで簡単なものだった。
“A「僕はBが嫌い。Cは本当のことを言っているよ」”
“B「Aが好きなら、Eのことも好きなはずだ」”
“C「BとDは嘘つきだ」”
“D「Cはみんなから嫌われていて、Aは嘘つきだ」”
“E「AとCとDは嫌われているよ」”
“正直者は誰か”
「Eですね」
「どうしてだ 」
「Aが好きならEも好き。Eが好きならAが好きにはならない...それに、誰にも嫌われていないし嘘つきだとも言及されていない」
「早いな」
正解だ、優しく微笑んだ。
こういうクイズは決まって、誰か言及されていない人物がいる。
普段ゲームでよく見るからか、すらっと答えが出た。
「じゃあ、次は水平思考クイズを私が出しますね」
“うす暗い部屋で一人、ピアニストの女性が熱心なファンレターを読んでいた。
読みおわってすぐに彼女は自らの死を悟った。”
ゴロンと寝転んで、毛布をかけた。
「なぁ」
「なんでしょう」
「寝るまで暇だ」
「......そうですね」
「クイズを出すから考えろ」
そう言って出されたクイズは、ただ長いだけで簡単なものだった。
“A「僕はBが嫌い。Cは本当のことを言っているよ」”
“B「Aが好きなら、Eのことも好きなはずだ」”
“C「BとDは嘘つきだ」”
“D「Cはみんなから嫌われていて、Aは嘘つきだ」”
“E「AとCとDは嫌われているよ」”
“正直者は誰か”
「Eですね」
「どうしてだ 」
「Aが好きならEも好き。Eが好きならAが好きにはならない...それに、誰にも嫌われていないし嘘つきだとも言及されていない」
「早いな」
正解だ、優しく微笑んだ。
こういうクイズは決まって、誰か言及されていない人物がいる。
普段ゲームでよく見るからか、すらっと答えが出た。
「じゃあ、次は水平思考クイズを私が出しますね」
“うす暗い部屋で一人、ピアニストの女性が熱心なファンレターを読んでいた。
読みおわってすぐに彼女は自らの死を悟った。”