笑顔で君に向けて

ニタニタ笑いながら---
「そんなんじゃないから!!」


「そんなに気になるなら、会ってみる?」
恒星先輩に

「えっ!いいの!?会う!!」
目を輝かせ、ピョンピョン跳ねる。

「いいよ。じゃあ、放課後屋上で会ってみるか。」
「オッケー!」

そんな返事をしてから、授業のチャイムが鳴る。
"後でね!"と美依は言い、席に着く。

6時間目が終わり、ソッコーで屋上に行く。
前もって恒星先輩には連絡してある。

「キャー!楽しみぃーーー!」
気分上々の美依。

ドアを開け、屋上に入る。
そこには恒星先輩がもういて、本を読みながら座っていた。

「恒星先輩!」
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