笑顔で君に向けて
駆け足で恒星先輩に近寄る。
「お待たせしました。」
美依を紹介しようと思い、美依に目を向けると。。。
キラキラの目で、顔で恒星先輩を見ていた。
「え、えっとー恒星先輩。友達の美依です。」
簡単に説明をする。
「櫻井美依です!いつも朝沙日がお世話になってます!!」
ニコニコの笑顔で言う。
「こちらこそ。高梨恒星だよ。よろしくね、櫻井ちゃん!」
ここで、分かったことがある。恒星先輩は、私のことは「朝沙日ちゃん」と呼ぶのに、美依のことは、「櫻井ちゃん」という。
私が特別な感じで、少し---いや、大分嬉しかった。
なんでだろう?
それから、美依は
「どんなふうに朝沙日と出会ったのか」
「普段どんな話をするのか」
等々、色々聞いてきた。
完全下校時刻のチャイムが鳴り、私たちは帰る。