あお
出発
ぐうたらな私は高校卒業後、就職も決まらず、フリーターをやっていた。
アルバイトも転々とし、そのうち何もしなくなって、半ひきこもり状態になっていた。
「いいかげんにしなさい!」
周りに怒鳴られる毎日…。
「舞子は一体どうしたいの?」
「それがわかれば悩んじゃいない。
「だらだらしてるんなら依子ちゃんと一緒に千葉に行けば?声かけてくれたのよ」
依子ちゃんは一つ下のいとこで、今度千葉の大学に受かって、親元を離れて千葉に行くのだ。
「…うん、行くわ。行く」
「あ…そう。行くのね?じゃあ返事しとくわ」
私はあっさりと決めてしまった。自分でもびっくり…。
母も驚いていた。
行くと決めたけど、別に目的なんかない。ただ怒鳴られるだけの毎日から逃げたかっただけなんだ。
依子ちゃんとも特に仲がよかったわけでもない。ほとんど会ったこともないくらいのいとこだった。
五日後、私は依子ちゃんと千葉に発った。急展開で自分でもちょっと戸惑いつつ、なんだかわくわくしていた。
「ごめんね、私くっついて来ちゃって。一人暮らしに夢抱いたりしてたんじゃない?」
アルバイトも転々とし、そのうち何もしなくなって、半ひきこもり状態になっていた。
「いいかげんにしなさい!」
周りに怒鳴られる毎日…。
「舞子は一体どうしたいの?」
「それがわかれば悩んじゃいない。
「だらだらしてるんなら依子ちゃんと一緒に千葉に行けば?声かけてくれたのよ」
依子ちゃんは一つ下のいとこで、今度千葉の大学に受かって、親元を離れて千葉に行くのだ。
「…うん、行くわ。行く」
「あ…そう。行くのね?じゃあ返事しとくわ」
私はあっさりと決めてしまった。自分でもびっくり…。
母も驚いていた。
行くと決めたけど、別に目的なんかない。ただ怒鳴られるだけの毎日から逃げたかっただけなんだ。
依子ちゃんとも特に仲がよかったわけでもない。ほとんど会ったこともないくらいのいとこだった。
五日後、私は依子ちゃんと千葉に発った。急展開で自分でもちょっと戸惑いつつ、なんだかわくわくしていた。
「ごめんね、私くっついて来ちゃって。一人暮らしに夢抱いたりしてたんじゃない?」