あお
「…あの、私は何をすれば……?」

「そうだな…、書類の整理でもしてもらおうかな。こっちこっち、これお願い」

「はい」

倉庫のようなところで…、ここは何業なんだ?

「うわぁっ、誰!?」

「うわぁっ…」

社員が私に驚いていた。その声に私は驚いた。

「あ、あの私、今日から来ることになりました藤崎舞子と申します。よろしくお願いします」

「そうなの?何も聞いてないからびっくりしたわよ」

何も聞いてないって…、私本当に来てよかったの…!?

そんなことを考えながらも、書類の整理だけで、なんとか一日を終えた。

「お疲れさん、今日はもういいよ」

「お疲れ様でした」

「どう?やってけそう?」

「はい…、まぁ…、まだわかんないことだらけで…」

「慣れてくればわかるよ。あ、遅刻すんなよ。そのうち免許も取ったほうがいいよ。じゃ、また明日な」

免許か……。
ここで頑張って、お金貯まったら免許だってきっと取れる。きっと…

私はクタクタになり、家路に着いた。

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