情熱的なあなたに抱かれ私は甘い夢を見る~新人看護師は無敵な外科医にしつけられてます~
『もっと声出していいよ。藍花の思い通りにしてやるから』


思い通りなんて…


違うよ。


こんないやらしいこと、私は望んでない…


って、本当に?


私はこれを望んでないの?


ううん、本当は…この最高の快感がたまらないんだよね?


もっともっとしてほしいんでしょ?


私は、悩める心に問いかける。


どっちが本来の自分なのかって。


『もっと…して。お願い蒼真さん…』


気がつけば、そんな恥ずかしいセリフを発していた。


これが…私の本性?


だとしたら、私…


確実にあなたにしつけられてこうなったんだよ。


ごく控えめだった私の中から、恐ろしい程淫らな部分を蒼真さんが引き出したんだ。


1から10まで全部、あなたに調教されて…


私は女としてのこの上ない喜びをたくさん知ってしまった。


不思議だよ…


もう私、以前のつまらない自分には二度と戻りたくないって…そう心で叫んでた。


『もっと激しくしてやる。覚悟して』


毎回、私を狂わせるくらいに蒼真さんは攻めてくる。


こんなにも激しくしつけられて、私は…


あなたという深い海に、何もかも沈んで抜けられなくなってしまった。


『蒼真さん、そこ、気持ちいいです』


『本当?こんなところがいいんだ。また1つ感じる場所が増えたな。藍花の体は…しつけがいがある。触れれば触れる程に敏感になって…じゃあ、ここは?』


どんどんあなたにハマっていく感じに「幸せ」だって思える。


この人だけの物になりたい。


私の全部をあげたい。


離れたく…ない。


『ずっと一緒だ』


温かな胸に抱かれ、お互いの肌が触れ、私達は快楽という気持ちの良い世界にいつまでも身を置いた。
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