情熱的なあなたに抱かれ私は甘い夢を見る~新人看護師は無敵な外科医にしつけられてます~
マッサージをしながらだけど、月那の興奮が伝わってくる。


『それでそれで?』


って…すごい興味津々で。


『もう、すごいじゃない!!何なのよ、それ』


『何なのよって、私が聞きたいよ。急にそんなことがあって…戸惑うっていうか…』


慣れてないっていうか、こういうの。


『いや~藍花にもやっと春が来たんだね!もう秋だけど』


冗談交じりに無邪気に笑う月那。


本当に元気で明るい人だ。


こういうところにすごく親しみやすさを感じる。


月那目当てのお客さんがかなり増えてること、めちゃめちゃ納得出来る。


男性に関しては見た目も含む…だろうけど。


『春が来たとかじゃないんだってば。でも、七海先生も白川先生も私なんかに…どうして話しかけてくれたのかなって』


月那の手が背中を優しくもみほぐしてくれ、何とも気持ちいい。


幸せだぁ…と心から思う瞬間。
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