情熱的なあなたに抱かれ私は甘い夢を見る~新人看護師は無敵な外科医にしつけられてます~
『関係ないことないじゃん。お金持ちかどうかはめちゃくちゃ大事だよ。将来結婚した時に』


『け、結婚!?』


月那の何気ない一言に驚いて、私は勢いよく体を起こしてしまった。


『ちょ、胸、見えてるよ』


『え!?うわっ』


胸にかけてくれてたタオルがズレ落ちて、全てあらわになってた。


慌てて胸を両手で隠す。


別に月那には見られても平気だけど…


『藍花って本当に面白いし、いい子だよね。そういう何とも言えない可愛いとこが男にウケるんだよ。七海先生にも可愛いって言われたんでしょ?だったら自信持ちなよ』


仰向けになり、また月那がタオルをかけてくれた。


『可愛いっていうのはお世辞だし、結婚とかそんなのあるわけないよ。月那が急に変なこと言うからびっくりしたよ』


『わかんないよ~案外どっちかと結婚して玉の輿に乗ったりして。結婚したらさ、白川藍花か七海藍花になるんだね。どっちもいい響きだよね~』
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