情熱的なあなたに抱かれ私は甘い夢を見る~新人看護師は無敵な外科医にしつけられてます~
休みの日におかずをたくさん作って、冷蔵庫や冷凍庫に作り置きしたりして何とか頑張ってるけど。


今は母親の大変さをとても痛感してる。


親に感謝しなきゃいけないって思う時が増えた今日この頃だ。


『僕はコンビニばっかりです。たまに近くの食堂とか行きますけど』


『男性の一人暮らしは大変な気がするけど…掃除とか洗濯とかも手間がかかるしね。やっぱり彼女さんが来てくれたりするのかな?』


『そんな人いないですよ!彼女なんて…』


歩夢君は、その何気ない質問に被せるような勢いで否定した。


『そ、そうなんだ…』


その慌てぶりにちょっとびっくりする。


そっか…


歩夢君には彼女がいるのかなってずっと思ってた。


いつも笑顔で満たされてるから、プライベートが充実してるのかなって。


勝手な思い込みだった?


七海先生も彼女いないって言ってたし、白川先生は結局彼女がいるのかはわからなかったけど、でも独身で…


3人とも、ちょっと…意外だな。
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