タツナミソウ
__ブーブー。
時計の短い方の針が9の真横にいる。
あぁ、やっぱり渡さなきゃよかったのかな、と後悔していると携帯が私を呼んだ。知らないアドレスからのメールだった。
もう、迷惑メールに構っている暇ないんだけど、と思いながらも少しだけ期待をして目を薄めながら開いた。
「亮太です。
いきなりごめん。めぐみにメアド聞いた。勝手に悪いかと思ったんだけど、ちゃんとお礼言えてなかったから。
チョコうまかった。ありがとう。」
幸子はベットの上から飛び上がった。
「あたし、今なら空が飛べる気がするわ。」なんて思ったりして。
幸子は頭の中と同様に、バタバタしながら部屋の中を舞いながら携帯を天井の方に向けて見つめていた。
お母さんの、「うるさい、家壊れる!!早く髪乾かしなさい!」と叫ぶ声に素直にごめんねって言えるくらいには気分が良かった。
すぐに返したかったけれど、早く返しちゃいけないって言うしな、、、。どうしよう、、。
「それより!めぐみに、渡しなって言ってくれてありがとうと、メアド教えてくれてありがとうって言わないとね。」と独り言を言った。
ベットに大の字になりながら、めぐみにメールした後に、髪の毛を乾かし、見えるはずないのに鏡で身だしなみをチェックしてから、亮太にメールを返した。
時計の短い方の針が9の真横にいる。
あぁ、やっぱり渡さなきゃよかったのかな、と後悔していると携帯が私を呼んだ。知らないアドレスからのメールだった。
もう、迷惑メールに構っている暇ないんだけど、と思いながらも少しだけ期待をして目を薄めながら開いた。
「亮太です。
いきなりごめん。めぐみにメアド聞いた。勝手に悪いかと思ったんだけど、ちゃんとお礼言えてなかったから。
チョコうまかった。ありがとう。」
幸子はベットの上から飛び上がった。
「あたし、今なら空が飛べる気がするわ。」なんて思ったりして。
幸子は頭の中と同様に、バタバタしながら部屋の中を舞いながら携帯を天井の方に向けて見つめていた。
お母さんの、「うるさい、家壊れる!!早く髪乾かしなさい!」と叫ぶ声に素直にごめんねって言えるくらいには気分が良かった。
すぐに返したかったけれど、早く返しちゃいけないって言うしな、、、。どうしよう、、。
「それより!めぐみに、渡しなって言ってくれてありがとうと、メアド教えてくれてありがとうって言わないとね。」と独り言を言った。
ベットに大の字になりながら、めぐみにメールした後に、髪の毛を乾かし、見えるはずないのに鏡で身だしなみをチェックしてから、亮太にメールを返した。