タツナミソウ
真っ白な靴の彼が話し始めた。頭の中がいっぱいになってはち切れそうなはずなのに、何故か彼の声が心地良くて、すっと私の中に入ってきた。
「岩本翔平です。右も左も分かりませんが、精一杯頑張ります、よろしくお願いします。」
いわもと、、?しょうへい、、、?
みんなの拍手の音で、胸のざわめきがかき消された。
彼は亮太の弟だ。あの時小学生くらいだったはずなのに。そうか。あれから10年も経つから、こんなに大きくなってもおかしくないのか。
それにしても、亮太に似てかっこよく育ったな。本当に亮太が戻ってきたと思ってしまった。そんな事あるはずないのに。馬鹿だよな私。未だに亮太の事しか頭にないなんて。
「はい。以上です。今日も1日頑張りましょう。」
気がついたら、〇と△が終わっていた。
「岩本翔平です。右も左も分かりませんが、精一杯頑張ります、よろしくお願いします。」
いわもと、、?しょうへい、、、?
みんなの拍手の音で、胸のざわめきがかき消された。
彼は亮太の弟だ。あの時小学生くらいだったはずなのに。そうか。あれから10年も経つから、こんなに大きくなってもおかしくないのか。
それにしても、亮太に似てかっこよく育ったな。本当に亮太が戻ってきたと思ってしまった。そんな事あるはずないのに。馬鹿だよな私。未だに亮太の事しか頭にないなんて。
「はい。以上です。今日も1日頑張りましょう。」
気がついたら、〇と△が終わっていた。