暴走族と歌姫様
春「これが俺の過去だよ。」


『そっか。春也は、両親からの愛が欲しかったんだね。』


春「え?両親からの、愛?」


『うん。きっと、蓮達の愛、友情じゃなくて、愛情がほしかったんだよ。』


春「愛情............そっか、俺は、愛情が欲しかったんだ............けど、俺に本当の愛情をくれる人なんていないからなぁ。」


春也............


『私があげるよ。』


春「え?」


『私が春也に愛情をあげる。もう春也は無理しなくていいんだよ。作り笑いもしなくていい。本当の春也でいていい。泣いてもいい。
春也達が私を外に出して色々教えてくれた様に、私も、沢山愛情を教えてあげる。』






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