バカ恋ばなし
「沼尻先生、お疲れ様でぇ~す。」
「いやぁ~新人君たちかぁ。ありがとね。」
沼尻先生は真っ赤っか顔をニヤニヤさせながら嬉しそうにお酌をしたビールを一気に飲み干していた。
「ねぇ、君たちは彼氏はいるのかぁ?」
「今まで何人の男と付き合ったの?」
「どんな男が好みなの?」
沼尻先生はヘラヘラとスケベそうなニヤつき顔で私たちへ男関係について尋問をしてきた。
「いやぁ~もう先生たら、それは秘密ですよぉ~。教えないですぅ~。」
「えぇ~そうなのぉ~?」
広瀬と松田は苦笑いをしながらスケベな尋問を上手くかわしていた。私は彼女たちの後で苦笑いをしながら見ていた。そうこうしていたら宴会終了の時間になってしまった。
「よぉ~し、二次会は俺と石家の部屋でするから、皆来いよ~!。」
沼尻先生が大きな声で皆に呼びかけた。米倉主任と谷中さん、山田さん達は「は~い!」と明るく返事をしていた。
「君たちも是非来なよ。」
沼尻先生は私たち3人に向かって直で二次会へ誘ってきた。
「は、はい。」
私たちはそう返事をするしかなかった。
「ねぇ。二次会、行くしかないのかなぁ~。」
「何か嫌だよねぇ~。あのスケベおやじのところに行くの。」
宴会場から宿泊部屋へ向かう廊下を歩きながら、松田と広瀬が渋い顔をして話をしているのを横で聞きながら、私はすました顔で反対のことを考えていた。
(二次会には当然石家先生もいるはず!宴会で先生に近づけなかったからここで挽回できるチャンスだ!絶対行きたいなぁ~。)
「丸ちゃんはどうする?」
「えっ?」
広瀬からいきなり声を掛けられ、私はドキッとした。
「二次会、どうする?」
「あぁ。あのスケベおやじの部屋に行くのは嫌だけど、あたしたち新人だし、それに主任や谷中さんたちも来るのであれば少しは顔を出した方がいいんじゃないかなぁ~。」
もし二次会が沼尻先生だけだったら絶対に言わないだろうし行かないだろう。しかし、石家先生がいるとなればまたとないチャンスなので、ぜひ行きたい気持ちを抑えつつイヤらしい考えを悟られないよう精一杯抑え気味に答えた。
「じゃあ、ちょっとだけ顔を出してすぐ部屋に戻ろうね。」
私たちはそう言い合いながら部屋へ戻った。部屋で休憩して十数分後、私たちは沼尻・石家先生のいる部屋へ向かった。
沼尻先生たちがいる505号室のドア前に到着したとき、既にドア前からガハハ笑いが聞こえていた。
「失礼しま~す。」
私たちは恐る恐るドアを開けた。既に部屋には沼尻先生、石家先生、一木さん、米倉主任、谷中さん、木村さん、山田さん、平田さんが来ており、皆、敷いてある布団の上にドカッと座ってビールを飲み、煙草をプカプカ吸いながら談笑をしていた。部屋中煙草の煙と臭いが充満して、入った途端に臭いが鼻をつき、煙が目にしみた。
「よぉ、新人君たち、遅いじゃねぇか!」
沼尻先生が真っ赤なニヤケ顔で手招きをした。着ている浴衣はかなり開けており、足を開いて胡坐書いて座っているので青白ストライプ柄のトランクスが丸見えだった。沼尻先生のトランクス柄が思いっきり目に入ってしまい、私は若干気持ち悪さを感じた。部屋を見渡すと谷中さんと石家先生の間が空いていたので、私たちはそこへ腰を下ろした。何としても石家先生の隣に座りたかった私は、他の二人よりも先に足を前に出して隣に座れるように移動をした。そのおかげで私は石家先生の隣をゲットできた。
「新人君たちは何を飲むの?」
「あー、とりあえずビールで。」
沼尻先生は私たちのためにグラスにビールを注いで渡してくれた。
「じゃ、揃ったところでカンパ~イ!」
沼尻先生の音頭で皆グラスを挙げて乾杯をした。沼尻先生の隣に座っている米倉主任は更に赤く、目が座っており、赤鬼が2匹いるようだった。米倉主任の浴衣も若干胸元が開けており、中から下着であろう紫色のレースをあしらったタンクトップがチラリと見えていた。
「じゃあ、新人君たちも来たところで、王様ゲームをしようぜ!」
沼尻先生が張り切った声で言ってきた。
「えぇ~?王様ゲ~ム~?何それ楽しそう~。」
谷中さん、木村さん達がキャッキャと騒ぎだした。
「何だ先生、スケベなこと考えてんじゃねぇ~のぉ~?嫁にバレたらヤバくねぇかぁ~?」
米倉主任が座った目を上目遣いにして沼尻先生を見た。
「いいじゃねぇ~か!せっかく温泉旅行に来ているんだから、無礼講だよ!」
図星なのか、沼尻先生は少し慌てた感じで言い放った。
「んじゃ、やろ~。」
平田さんと山田さんが割りばし数本出してマジックで数字を書き込み、その1本に王様の文字を書いて準備をした。
「じゃあ皆1本ずつ引いて!」
沼尻先生が割りばしの束を持ち、皆それぞれ1本ずつ引いて行った。
「はい、王様だぁ~れだ!」
沼尻先生が嬉しそうに声を張り上げた。
「はぁ~い!」
木村さんが手を挙げた。
「う~んとねぇ……じゃあ……1番と5番の人はお互い頬擦りすること!」
木村さんがニコニコしながら指令を出した。
えぇ~っ?と声が挙がり、1番を引いた一木さんと5番を引いた谷中さんがモジモジと恥じらいながら隣同士になり、皆に「早く頬擦り!頬擦りしろー!」とはやし立てらえるままにお互いの頬を寄せてスリスリと頬擦りした。大の大人が恥じらいながら頬擦りをしている様が何とも可愛らしく見えた。特に一木さんが本当に恥ずかしそうな表情をして一層モジモジさせながら頬擦りをしている様が何とも言えず可愛らしいおじさんに見えた。これが素面ならお互いかなり抵抗あっただろう。
「いやぁ~新人君たちかぁ。ありがとね。」
沼尻先生は真っ赤っか顔をニヤニヤさせながら嬉しそうにお酌をしたビールを一気に飲み干していた。
「ねぇ、君たちは彼氏はいるのかぁ?」
「今まで何人の男と付き合ったの?」
「どんな男が好みなの?」
沼尻先生はヘラヘラとスケベそうなニヤつき顔で私たちへ男関係について尋問をしてきた。
「いやぁ~もう先生たら、それは秘密ですよぉ~。教えないですぅ~。」
「えぇ~そうなのぉ~?」
広瀬と松田は苦笑いをしながらスケベな尋問を上手くかわしていた。私は彼女たちの後で苦笑いをしながら見ていた。そうこうしていたら宴会終了の時間になってしまった。
「よぉ~し、二次会は俺と石家の部屋でするから、皆来いよ~!。」
沼尻先生が大きな声で皆に呼びかけた。米倉主任と谷中さん、山田さん達は「は~い!」と明るく返事をしていた。
「君たちも是非来なよ。」
沼尻先生は私たち3人に向かって直で二次会へ誘ってきた。
「は、はい。」
私たちはそう返事をするしかなかった。
「ねぇ。二次会、行くしかないのかなぁ~。」
「何か嫌だよねぇ~。あのスケベおやじのところに行くの。」
宴会場から宿泊部屋へ向かう廊下を歩きながら、松田と広瀬が渋い顔をして話をしているのを横で聞きながら、私はすました顔で反対のことを考えていた。
(二次会には当然石家先生もいるはず!宴会で先生に近づけなかったからここで挽回できるチャンスだ!絶対行きたいなぁ~。)
「丸ちゃんはどうする?」
「えっ?」
広瀬からいきなり声を掛けられ、私はドキッとした。
「二次会、どうする?」
「あぁ。あのスケベおやじの部屋に行くのは嫌だけど、あたしたち新人だし、それに主任や谷中さんたちも来るのであれば少しは顔を出した方がいいんじゃないかなぁ~。」
もし二次会が沼尻先生だけだったら絶対に言わないだろうし行かないだろう。しかし、石家先生がいるとなればまたとないチャンスなので、ぜひ行きたい気持ちを抑えつつイヤらしい考えを悟られないよう精一杯抑え気味に答えた。
「じゃあ、ちょっとだけ顔を出してすぐ部屋に戻ろうね。」
私たちはそう言い合いながら部屋へ戻った。部屋で休憩して十数分後、私たちは沼尻・石家先生のいる部屋へ向かった。
沼尻先生たちがいる505号室のドア前に到着したとき、既にドア前からガハハ笑いが聞こえていた。
「失礼しま~す。」
私たちは恐る恐るドアを開けた。既に部屋には沼尻先生、石家先生、一木さん、米倉主任、谷中さん、木村さん、山田さん、平田さんが来ており、皆、敷いてある布団の上にドカッと座ってビールを飲み、煙草をプカプカ吸いながら談笑をしていた。部屋中煙草の煙と臭いが充満して、入った途端に臭いが鼻をつき、煙が目にしみた。
「よぉ、新人君たち、遅いじゃねぇか!」
沼尻先生が真っ赤なニヤケ顔で手招きをした。着ている浴衣はかなり開けており、足を開いて胡坐書いて座っているので青白ストライプ柄のトランクスが丸見えだった。沼尻先生のトランクス柄が思いっきり目に入ってしまい、私は若干気持ち悪さを感じた。部屋を見渡すと谷中さんと石家先生の間が空いていたので、私たちはそこへ腰を下ろした。何としても石家先生の隣に座りたかった私は、他の二人よりも先に足を前に出して隣に座れるように移動をした。そのおかげで私は石家先生の隣をゲットできた。
「新人君たちは何を飲むの?」
「あー、とりあえずビールで。」
沼尻先生は私たちのためにグラスにビールを注いで渡してくれた。
「じゃ、揃ったところでカンパ~イ!」
沼尻先生の音頭で皆グラスを挙げて乾杯をした。沼尻先生の隣に座っている米倉主任は更に赤く、目が座っており、赤鬼が2匹いるようだった。米倉主任の浴衣も若干胸元が開けており、中から下着であろう紫色のレースをあしらったタンクトップがチラリと見えていた。
「じゃあ、新人君たちも来たところで、王様ゲームをしようぜ!」
沼尻先生が張り切った声で言ってきた。
「えぇ~?王様ゲ~ム~?何それ楽しそう~。」
谷中さん、木村さん達がキャッキャと騒ぎだした。
「何だ先生、スケベなこと考えてんじゃねぇ~のぉ~?嫁にバレたらヤバくねぇかぁ~?」
米倉主任が座った目を上目遣いにして沼尻先生を見た。
「いいじゃねぇ~か!せっかく温泉旅行に来ているんだから、無礼講だよ!」
図星なのか、沼尻先生は少し慌てた感じで言い放った。
「んじゃ、やろ~。」
平田さんと山田さんが割りばし数本出してマジックで数字を書き込み、その1本に王様の文字を書いて準備をした。
「じゃあ皆1本ずつ引いて!」
沼尻先生が割りばしの束を持ち、皆それぞれ1本ずつ引いて行った。
「はい、王様だぁ~れだ!」
沼尻先生が嬉しそうに声を張り上げた。
「はぁ~い!」
木村さんが手を挙げた。
「う~んとねぇ……じゃあ……1番と5番の人はお互い頬擦りすること!」
木村さんがニコニコしながら指令を出した。
えぇ~っ?と声が挙がり、1番を引いた一木さんと5番を引いた谷中さんがモジモジと恥じらいながら隣同士になり、皆に「早く頬擦り!頬擦りしろー!」とはやし立てらえるままにお互いの頬を寄せてスリスリと頬擦りした。大の大人が恥じらいながら頬擦りをしている様が何とも可愛らしく見えた。特に一木さんが本当に恥ずかしそうな表情をして一層モジモジさせながら頬擦りをしている様が何とも言えず可愛らしいおじさんに見えた。これが素面ならお互いかなり抵抗あっただろう。