可愛い幼なじみの求愛
2章
僕……足んないの
「水族館、好き?」
私は今、学校の中庭でお昼ごはんを食べている。
隣には咲が居て、急にそんなことを聞いてきた。
「水族館?どうしたの、急に」
「あのね…」
咲には、夏木くんという彼氏がいる。
夏木くんは咲のことがめちゃくちゃ好きだし、咲も夏木くんのことが大好きだ。
まさに相思相愛、私の理想のカップルだ。
そんな二人が週末に付き合い始めて一年を迎える。
「一年の記念日に水族館に行くことになってたんだけど、家でお祝いデートすることにしたの」
そうニコニコして言う咲はとっても楽しそうだ。
でも、どうして家でデートすることになったんだろう……?
水族館でも楽しいと思うのに…。
私は理由が気になったので思い切って咲に尋ねた。
「どうして場所、変えたの?」
「そ、それは!
咲の顔が真っ赤になっている。
「夏木が家でイチャイチャしたいって」
指先を見ながらもじもじしている、咲。
それは、顔が真っ赤になるわけだ…。
「って、わたしのことはいいから」
そう言ってポケットから水族館のペアチケットを取り出して、私に渡してきた。
「風菜は、楓くんと一緒に水族館行ってきたら」
「そんなんじゃないし、楓くんとは何もない」
私の顔が次は真っ赤になりそう。
楓くんに告白はされたけど……決して付き合ってるとかそんなのではない……。
「うっそだー?!あの感じ、絶対になんかあるよ!
ホントはどうなの?」
『私に話してごらんよ』と咲が肩をさすってくる。
「ホントに何もない!」
「ふーん。私は楓くんと何かあると思うけど聞かないであげる」
『何もない』と言い切る私に観念をしたのか、咲が諦めてくれた。
また、聞かれそうだけど……。
「とりあえず、水族館楽しんできて」
「そうだね。楽しんでくる!咲、ありがとう」
咲には楓くんとはなにもないし、水族館に一緒に行かないって言ったけど、誘ってみようかな……。
きっと楓くんと行ったら楽しいし、沢山楓くんのこと知れそうだから。
私は今、学校の中庭でお昼ごはんを食べている。
隣には咲が居て、急にそんなことを聞いてきた。
「水族館?どうしたの、急に」
「あのね…」
咲には、夏木くんという彼氏がいる。
夏木くんは咲のことがめちゃくちゃ好きだし、咲も夏木くんのことが大好きだ。
まさに相思相愛、私の理想のカップルだ。
そんな二人が週末に付き合い始めて一年を迎える。
「一年の記念日に水族館に行くことになってたんだけど、家でお祝いデートすることにしたの」
そうニコニコして言う咲はとっても楽しそうだ。
でも、どうして家でデートすることになったんだろう……?
水族館でも楽しいと思うのに…。
私は理由が気になったので思い切って咲に尋ねた。
「どうして場所、変えたの?」
「そ、それは!
咲の顔が真っ赤になっている。
「夏木が家でイチャイチャしたいって」
指先を見ながらもじもじしている、咲。
それは、顔が真っ赤になるわけだ…。
「って、わたしのことはいいから」
そう言ってポケットから水族館のペアチケットを取り出して、私に渡してきた。
「風菜は、楓くんと一緒に水族館行ってきたら」
「そんなんじゃないし、楓くんとは何もない」
私の顔が次は真っ赤になりそう。
楓くんに告白はされたけど……決して付き合ってるとかそんなのではない……。
「うっそだー?!あの感じ、絶対になんかあるよ!
ホントはどうなの?」
『私に話してごらんよ』と咲が肩をさすってくる。
「ホントに何もない!」
「ふーん。私は楓くんと何かあると思うけど聞かないであげる」
『何もない』と言い切る私に観念をしたのか、咲が諦めてくれた。
また、聞かれそうだけど……。
「とりあえず、水族館楽しんできて」
「そうだね。楽しんでくる!咲、ありがとう」
咲には楓くんとはなにもないし、水族館に一緒に行かないって言ったけど、誘ってみようかな……。
きっと楓くんと行ったら楽しいし、沢山楓くんのこと知れそうだから。