可愛い幼なじみの求愛

楓くんと水族館デート





今日は楓くんと水族館に行く日。



眠い………そう思いながらも私はベットから出た。




カレンダーには赤い丸で今日の日付が丸されている。




その下には『楓くんと水族館の日』と書いてある。





それを見た瞬間に目が覚めた。




今日は楽しみにしていた日。




クローゼットから洋服を取り出し、鏡の前に座る。




そして、髪を巻く。



巻くの久しぶりすぎて上手く出来ない。 




でも、今日は楽しみにしていた日だから。




可愛いって思ってほしい日だから。




髪を巻き終え、洋服に着替える。




耳にはイヤリングをつけて、鏡の前で全身を確認する。



「風菜〜?準備できた?」



一階から聞こえる、楓くんの声。



「今、いくー!!」



私は一階にいる楓くんに大きな声で返事をした。



< 15 / 40 >

この作品をシェア

pagetop