可愛い幼なじみの求愛
楓くんと水族館デート
今日は楓くんと水族館に行く日。
眠い………そう思いながらも私はベットから出た。
カレンダーには赤い丸で今日の日付が丸されている。
その下には『楓くんと水族館の日』と書いてある。
それを見た瞬間に目が覚めた。
今日は楽しみにしていた日。
クローゼットから洋服を取り出し、鏡の前に座る。
そして、髪を巻く。
巻くの久しぶりすぎて上手く出来ない。
でも、今日は楽しみにしていた日だから。
可愛いって思ってほしい日だから。
髪を巻き終え、洋服に着替える。
耳にはイヤリングをつけて、鏡の前で全身を確認する。
「風菜〜?準備できた?」
一階から聞こえる、楓くんの声。
「今、いくー!!」
私は一階にいる楓くんに大きな声で返事をした。