エリート弁護士は、ショコラティエの彼女を独占欲で満たしたい。
案内されて脱衣所に入る。そこで服を脱ぎ、浴室のドアを開けた。床には温かみのあるベージュのタイルが敷きつけられていてそこに足を入れるとそこはエレガントで落ち着いた雰囲気でキラキラしているバスルームだった。
シャワーを使わせてもらって体を洗って浴槽に入った。
「あったかい……」
思わず言葉に出てしまうくらいなんだか気持ちいい。それに久しぶりにお風呂に入った気がする。
それから十分ほど浸かって浴槽から出るとタオルと服が置いてあった。
「下着まで、ある……これは、八神さんの彼女の、ものかな」
いや、でも彼女のものなら私に貸さないか。うーん……ってなんで私そんなこと気にしているんだろう。首を振って下着を手に取り履くとスウェットを着て出た。