【完】ひとつ屋根の下、気がつけばあなたがいた

―――――

「もう、本当にアメリカは最高だったよぉ…!」

「へーふーん、あっそう……」

「特にラスベガスが最高!
街全体が遊園地みたいにキラキラしているの!」

「真凛ちゃんって案外都会好きだよね。 でも楽しくって良かったね。はぁ~~~…」

「なによ、それ。久しぶりに会ったのに何でそんなに不機嫌なのよ………
桃菜にって、伊織も沢山お土産買ってくれたのに。
外国のお菓子好きでしょう? それに桃菜が欲しいって言ってた化粧品も買ってきてあげたのに…」

「ハイハイ、どうもありがとうございましたあーーー。  それにしても本当に楽しそうで良かったねぇ」

「ん~うふふ。本当に楽しかった。
伊織と旅行に行くのも初めてだし、初海外だし
なんか行くところもやる事も全て新鮮でロマンチックだった」

「へ~…そりゃあハネムーンベイビーが期待できそうだねぇ~」

「は、ハネムーンって!桃菜ったら何言ってんのよ!」
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