可愛いキミは、僕だけの××


__ピピピッ ピピピッ


「………」



枕元で規則的に鳴り続けるアラームを止める。

時刻は朝7時5分前。
私の1日が始まる時間だ。




「ん〜〜っ」



ベッドから起き上がり、背伸びをすると足元に飼い猫が「にゃあ」と鳴きながら擦り寄ってきた。


「おはよう茶々(ちゃちゃ)

ゆっくりと抱き上げてから、あごの下を撫でてあげるとゴロゴロと音を鳴らして喜ぶ茶々。


今日も可愛いなぁ。

この茶トラの猫は、私が1年前に近所の河原で拾ったの。家族を説得して、何とか飼うことを許して貰えたんだよ!

毛色が茶色だから、見たまんまの名前。

ダンボールの中で震えていた茶々を見つけ、しばらくは様子見しつつ河原に通っていたんだけど、気温がどんどん下がってこのままでは凍死してしまうって思ってね。

人懐っこく甘えん坊な性格もあり、
今じゃすっかり四葉家のアイドルだ。

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