嘘カノでも幸せになれますか

「ううーっ、ダンのバカ」

「あっははは、ごめんって、ユズ。顔上げてよ。悪かったって」

その時、注文していたパンケーキが運ばれてきて、

「ベリーはどちら様でしょうか?」

「あ、横に並べて置いてください。どうせ彼女が大半を食べるので」

くすっと店員さんが笑って、パンケーキを私たちのテーブルに置くと仕事に戻って行った。

横に並んだパンケーキを前にして、

「ユズ、パンケーキ来たぞ。さ、食べよ。」
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