闇夜ヨルの恐怖記録 4
☆☆☆
嘘か本当かわからないけれど、とにかく地図の場所へ行ってみよう。
そう思い立ったのは翌日の国語の授業中だった。
どんな授業を受けていてもこの日は身が入らず、先生に怒られたところだった。
クラスメートから笑い声が聞こえてくる中、ユウナは国語のノートの最後のページを開いてペンを持った。
山に入るのに必要なものを書き出していく。
懐中電灯。
方位磁石。
もしものときのために笛。
水や、ちょっとした食べ物も必要かもしれない。
なにせあの地図だけでは目的地までどのくらいの時間がかかるかわからない。
その上山道を歩くのだから、相当体力も使うはずだった。
そう考えるとあれもこれも必要になってくる。
夢中になってノートに書き込んでいくユウナを、キミとサエは睨むようにして見つめていたのだった。
嘘か本当かわからないけれど、とにかく地図の場所へ行ってみよう。
そう思い立ったのは翌日の国語の授業中だった。
どんな授業を受けていてもこの日は身が入らず、先生に怒られたところだった。
クラスメートから笑い声が聞こえてくる中、ユウナは国語のノートの最後のページを開いてペンを持った。
山に入るのに必要なものを書き出していく。
懐中電灯。
方位磁石。
もしものときのために笛。
水や、ちょっとした食べ物も必要かもしれない。
なにせあの地図だけでは目的地までどのくらいの時間がかかるかわからない。
その上山道を歩くのだから、相当体力も使うはずだった。
そう考えるとあれもこれも必要になってくる。
夢中になってノートに書き込んでいくユウナを、キミとサエは睨むようにして見つめていたのだった。