闇夜ヨルの恐怖記録 4
☆☆☆
それから次の休日まではあっという間だった。
学校に行けば毎日のようにユリと2人であの洋館についての噂話しをした。
先にきもだめしに行った男子生徒たちにも色々と話を聞いて、対策も立てた。
洋館はとても広いらしくて、1階を捜索するだけでも随分時間がかかったらしい。
だから洋館へ入ってからは早足できもだめしをしつつ、気になった場所を撮影することに決まった。
「おやすみなさぁい」
ユキコはあくびを噛み殺すふりをしつつ、リビングから出た。
そしていつもどおり2階の自分の部屋に向かう。
今日だけは1階の和室で寝ようかとも考えたけれど、それではすぐに両親にバレてしまうのでさすがにやめておいたのだ。
ベッドに入り電気を消して、布団を頭からかぶる。
そして布団の中でスマホを取り出してゲームを始めた。
下手をすれば眠ってしまいそうになるから、こうして時間までずっとゲームをしていることに決めていたのだ。
時刻は10時30分。
1階から両親が寝室へと移動していく音が聞こえてきた。
共働きの両親は朝が早いから、いつもこの時間にはベッドに入っているのだ。
しばらく寝室の方からぼそぼそと低い話声が聞こえてきていたけれど、10分ほどするとそれも聞こえなくなった。
両親の寝付きがいいことに感謝しつつ、そっとベッドから抜け出した。
それから次の休日まではあっという間だった。
学校に行けば毎日のようにユリと2人であの洋館についての噂話しをした。
先にきもだめしに行った男子生徒たちにも色々と話を聞いて、対策も立てた。
洋館はとても広いらしくて、1階を捜索するだけでも随分時間がかかったらしい。
だから洋館へ入ってからは早足できもだめしをしつつ、気になった場所を撮影することに決まった。
「おやすみなさぁい」
ユキコはあくびを噛み殺すふりをしつつ、リビングから出た。
そしていつもどおり2階の自分の部屋に向かう。
今日だけは1階の和室で寝ようかとも考えたけれど、それではすぐに両親にバレてしまうのでさすがにやめておいたのだ。
ベッドに入り電気を消して、布団を頭からかぶる。
そして布団の中でスマホを取り出してゲームを始めた。
下手をすれば眠ってしまいそうになるから、こうして時間までずっとゲームをしていることに決めていたのだ。
時刻は10時30分。
1階から両親が寝室へと移動していく音が聞こえてきた。
共働きの両親は朝が早いから、いつもこの時間にはベッドに入っているのだ。
しばらく寝室の方からぼそぼそと低い話声が聞こえてきていたけれど、10分ほどするとそれも聞こえなくなった。
両親の寝付きがいいことに感謝しつつ、そっとベッドから抜け出した。