闇夜ヨルの恐怖記録 4
存在する
バスで山の麓まで移動してきたユウナは山道を歩いていた。
舗装されている山道は想像以上に歩きやすくて、木々も開けて見渡しが聞いた。
風が吹くと少し寒いけれど草木がざわざわと揺れる音が耳に心地よくきこえてくる。
他に散歩している人の姿はなくて、鳥のさえずりが間近に聞こえてきた。
ただこうして歩いているだけなら本当に気持ちがいい散歩になったはずだ。
だけどユウナの目的は散歩ではなく、真実の電話を探すことだった。
コンビニで印刷してきた地図を確認しながらしばらく歩いていると、舗装されている道から外れて行かないといけないことがわかった。
ユウナはしばらくその場に立ち尽くして、森の中を見つめる。
今はまだ太陽が高い位置にあるし、天気が崩れているわけでもない。
ザッと見た感じ獣がいるような気配もしない。
「大丈夫だよね?」
自分に聞いて、自分で頷く。
そうしないと山の中に入っていくのが怖くて仕方がなかった。
リュックの中から笛を出して首にかけ、おおきな鈴がついたキーホルダーをリュックにひっかけた。
音がすれば動物は逃げていくと、母親から聞いたことがあったからでかけるとき急遽リュックに入れてきたのだ。
「方位磁石もあるし、きっと大丈夫」
右手に地図、左手の方位磁石を握りしめてユウナは森の中へと足を進めたのだった。
舗装されている山道は想像以上に歩きやすくて、木々も開けて見渡しが聞いた。
風が吹くと少し寒いけれど草木がざわざわと揺れる音が耳に心地よくきこえてくる。
他に散歩している人の姿はなくて、鳥のさえずりが間近に聞こえてきた。
ただこうして歩いているだけなら本当に気持ちがいい散歩になったはずだ。
だけどユウナの目的は散歩ではなく、真実の電話を探すことだった。
コンビニで印刷してきた地図を確認しながらしばらく歩いていると、舗装されている道から外れて行かないといけないことがわかった。
ユウナはしばらくその場に立ち尽くして、森の中を見つめる。
今はまだ太陽が高い位置にあるし、天気が崩れているわけでもない。
ザッと見た感じ獣がいるような気配もしない。
「大丈夫だよね?」
自分に聞いて、自分で頷く。
そうしないと山の中に入っていくのが怖くて仕方がなかった。
リュックの中から笛を出して首にかけ、おおきな鈴がついたキーホルダーをリュックにひっかけた。
音がすれば動物は逃げていくと、母親から聞いたことがあったからでかけるとき急遽リュックに入れてきたのだ。
「方位磁石もあるし、きっと大丈夫」
右手に地図、左手の方位磁石を握りしめてユウナは森の中へと足を進めたのだった。