闇夜ヨルの恐怖記録 4
そうしてしばらく待っているとキミ本人が登校してきた。
何も知らないキミが校門前に群がっている生徒たちに声をかけて輪の中に入っていく。
最初は笑顔だったキミの顔が一瞬にして青くなった。
続いて真っ赤になり、乱暴に張り紙を引き剥がすと昇降口へと走って行ってしまった。
ユウナは慌ててその後を追いかけた。
そこに居たのは呆然と立ち尽くすキミだった。
ここにも張り紙はたくさんしてあるけれど、剥がすのも忘れて突っ立っている。
その様子がおかしくてユウナは後から「わっ!」と脅かしてみた。
キミはビクリと跳ねてその場に尻もちをついてしまう。
ユウナはそれを見てお腹を抱えて笑い声を上げる。
「どうしたのキミ。この張り紙、本当のことなの?」
泣くほど笑いながらきくとキミはみるみる内に青ざめて行って、靴のまま保健室へと駆け込んでしまった。
あれだけ慌てているんだからきっと真実の電話で聞いたことは本当だったんだ。
「人をイジメるから、こういうことになるんだよ」
ユウナは満足そうにそうつぶやいて笑ったのだった。
何も知らないキミが校門前に群がっている生徒たちに声をかけて輪の中に入っていく。
最初は笑顔だったキミの顔が一瞬にして青くなった。
続いて真っ赤になり、乱暴に張り紙を引き剥がすと昇降口へと走って行ってしまった。
ユウナは慌ててその後を追いかけた。
そこに居たのは呆然と立ち尽くすキミだった。
ここにも張り紙はたくさんしてあるけれど、剥がすのも忘れて突っ立っている。
その様子がおかしくてユウナは後から「わっ!」と脅かしてみた。
キミはビクリと跳ねてその場に尻もちをついてしまう。
ユウナはそれを見てお腹を抱えて笑い声を上げる。
「どうしたのキミ。この張り紙、本当のことなの?」
泣くほど笑いながらきくとキミはみるみる内に青ざめて行って、靴のまま保健室へと駆け込んでしまった。
あれだけ慌てているんだからきっと真実の電話で聞いたことは本当だったんだ。
「人をイジメるから、こういうことになるんだよ」
ユウナは満足そうにそうつぶやいて笑ったのだった。