闇夜ヨルの恐怖記録 4
☆☆☆
ユウナの思惑通りキミの噂はまたたく間に学校中に広がっていった。
校門の張り紙はキミが破り捨ててしまったけれど、他の張り紙は残っていたのでそれを見た子たちがどんどん噂を広めてくれたのだ。
聞きつけた先生が張り紙を撤去してしまったけれど、もう手遅れだ。
「キミでもおねしょとかしてたんだね」
「ほんと。あれだけクールぶってるくせにねぇ」
クラス内に笑い声が漏れる。
みんな張り紙をした犯人のことよりも、噂になっているキミの方が気になっているみたいだ。
だけどただ1人、サエだけはキミのそばに寄り添っていた。
さっきから青い顔をしたキミに「大丈夫?」と、声をかけている。
「大丈夫だよ。だって小学生の頃の話しだし」
キミは強がっているが、ずっとうつむいたままで元気がない。
こんなに笑いものにされて平気でいられるわけがないんだ。
ユウナは自分がいつもクラスの笑いものにされているから、その気持がよくわかる。
ユウナの思惑通りキミの噂はまたたく間に学校中に広がっていった。
校門の張り紙はキミが破り捨ててしまったけれど、他の張り紙は残っていたのでそれを見た子たちがどんどん噂を広めてくれたのだ。
聞きつけた先生が張り紙を撤去してしまったけれど、もう手遅れだ。
「キミでもおねしょとかしてたんだね」
「ほんと。あれだけクールぶってるくせにねぇ」
クラス内に笑い声が漏れる。
みんな張り紙をした犯人のことよりも、噂になっているキミの方が気になっているみたいだ。
だけどただ1人、サエだけはキミのそばに寄り添っていた。
さっきから青い顔をしたキミに「大丈夫?」と、声をかけている。
「大丈夫だよ。だって小学生の頃の話しだし」
キミは強がっているが、ずっとうつむいたままで元気がない。
こんなに笑いものにされて平気でいられるわけがないんだ。
ユウナは自分がいつもクラスの笑いものにされているから、その気持がよくわかる。