闇夜ヨルの恐怖記録 4
ユウナはすっかり食欲をなくして母親をにらみつける。
「なんで学校に連絡までするの!?」
「ユウナがちゃんと答案用紙を見せないからでしょう? 数学のテストはどこへやったの?」
「だからって学校にまで連絡しないでよ!」
本当に信じられない!
親がそんなことで学校に電話したなんてバレたら、またクラス内でなにを言われるかわからない。
きっと今までよりももっとひどいイジメにあうだろう。
「そんな言い方はないだろう? どれだけ悪い点数でもちゃんとお母さんとお父さんに見せなさい」
父親の言葉にユウナは下唇を噛み締めてうつむいた。
父親は母親ほど勉強についてうるさくは言わない。
けれど嘘をついたり、黙っていたりすることに対してはすごく怒る。
小学校の頃どうでもいいような小さな嘘をついてとんでもなく怒られた経験を思い出して、
ユウナはしぶしぶ「ごめんなさい」と、つぶやくように言った。
「それで、テストはどこにやったんだ?」
「学校のトイレに捨ててきた」
その返事に両親とも呆れた表情を浮かべて、ため息を吐き出した。
「なんで学校に連絡までするの!?」
「ユウナがちゃんと答案用紙を見せないからでしょう? 数学のテストはどこへやったの?」
「だからって学校にまで連絡しないでよ!」
本当に信じられない!
親がそんなことで学校に電話したなんてバレたら、またクラス内でなにを言われるかわからない。
きっと今までよりももっとひどいイジメにあうだろう。
「そんな言い方はないだろう? どれだけ悪い点数でもちゃんとお母さんとお父さんに見せなさい」
父親の言葉にユウナは下唇を噛み締めてうつむいた。
父親は母親ほど勉強についてうるさくは言わない。
けれど嘘をついたり、黙っていたりすることに対してはすごく怒る。
小学校の頃どうでもいいような小さな嘘をついてとんでもなく怒られた経験を思い出して、
ユウナはしぶしぶ「ごめんなさい」と、つぶやくように言った。
「それで、テストはどこにやったんだ?」
「学校のトイレに捨ててきた」
その返事に両親とも呆れた表情を浮かべて、ため息を吐き出した。