闇夜ヨルの恐怖記録 4
☆☆☆
それから数日間サエはまだ学校へ来ていなかった。
このまま来ないのかもしれない。
「サエって受験どうするんだろうね?」
「知らない。だって犯罪者じゃん」
「アイツ、自分の罪を隠すために優等生の仮面かぶってたんじゃねぇの?」
「近くにいたのに気が付かなかったキミもどうなんだろうなぁ」
そんな噂話は今でも聞こえてくる。
そのたびにキミは逃げるように教室から飛び出して行ったけれど、キミの後を追いかける友人は誰もいなかった。
「ねぇ、ここの問題教えてくれない?」
2人がすっかり静かになってくれたおかげで、ユウナは自分から他のクラスメートたちに話しかけることができるようになっていた。
最近ではよく勉強を教えてもらっている。
「ここはね。この数式に当てはめて考えるんだよ」
友人に教えてもらった箇所は普通に授業を受けているときよりも、ずっと頭に入ってきた。
今までこんな風に会話することもなかったから、嬉しくて余計に身が入るんだと思う。
「ありがとう。いつもすごくわかりやすく教えてくれるよね」
「そんなことないよ。ユウナちゃんもともと勉強得意なんじゃないの? すぐに覚えてるじゃん」
そう言い合ってお互いに照れたりした。
それから数日間サエはまだ学校へ来ていなかった。
このまま来ないのかもしれない。
「サエって受験どうするんだろうね?」
「知らない。だって犯罪者じゃん」
「アイツ、自分の罪を隠すために優等生の仮面かぶってたんじゃねぇの?」
「近くにいたのに気が付かなかったキミもどうなんだろうなぁ」
そんな噂話は今でも聞こえてくる。
そのたびにキミは逃げるように教室から飛び出して行ったけれど、キミの後を追いかける友人は誰もいなかった。
「ねぇ、ここの問題教えてくれない?」
2人がすっかり静かになってくれたおかげで、ユウナは自分から他のクラスメートたちに話しかけることができるようになっていた。
最近ではよく勉強を教えてもらっている。
「ここはね。この数式に当てはめて考えるんだよ」
友人に教えてもらった箇所は普通に授業を受けているときよりも、ずっと頭に入ってきた。
今までこんな風に会話することもなかったから、嬉しくて余計に身が入るんだと思う。
「ありがとう。いつもすごくわかりやすく教えてくれるよね」
「そんなことないよ。ユウナちゃんもともと勉強得意なんじゃないの? すぐに覚えてるじゃん」
そう言い合ってお互いに照れたりした。