闇夜ヨルの恐怖記録 4
「こっちにもいる!」
「嘘!?」
あっという間に友人たちに取り囲まれて、次々に写真に写った同じ少女に気がついた。
合計3枚の写真に白い服の少女が写っていてユリとユキコが互いに目を見かわせた。
「これ本物? もう1人幽霊役がいたんじゃない?」
「ううん。行ったのは私達2人だけだよ」
それでもクラスメートたちはうさんくさそうな視線を2人へ向けてくる。
見れば見るほどそれほどハッキリと映っているのだ。
ジッと見れば少女の顔もわかるくらいに。
だけどユキコたちは嘘はついていなかった。
確かにあの屋敷へ入ったのは自分たち2人だけだった。
もしかしたら自分たちが屋敷へ行くよりも先に誰かが入っていて、こっそりカメラに写り込んだのかもしれない。
「でも、それだけ気がつくよね……」
ユキコは顎に手を当てて考え込んだ。
こんなにハッキリカメラに映る場所に人が立っていたのなら、自分たちだって気がついていたはずだ。
それが、あの時はなにも気が付かなかったし、人の足音だってしなかった。
「なんだ、嘘かぁ」
クラスメートたちががっかりした声を出して離れて行く中、ユリとユキコは目を見かわせたのだった。
「嘘!?」
あっという間に友人たちに取り囲まれて、次々に写真に写った同じ少女に気がついた。
合計3枚の写真に白い服の少女が写っていてユリとユキコが互いに目を見かわせた。
「これ本物? もう1人幽霊役がいたんじゃない?」
「ううん。行ったのは私達2人だけだよ」
それでもクラスメートたちはうさんくさそうな視線を2人へ向けてくる。
見れば見るほどそれほどハッキリと映っているのだ。
ジッと見れば少女の顔もわかるくらいに。
だけどユキコたちは嘘はついていなかった。
確かにあの屋敷へ入ったのは自分たち2人だけだった。
もしかしたら自分たちが屋敷へ行くよりも先に誰かが入っていて、こっそりカメラに写り込んだのかもしれない。
「でも、それだけ気がつくよね……」
ユキコは顎に手を当てて考え込んだ。
こんなにハッキリカメラに映る場所に人が立っていたのなら、自分たちだって気がついていたはずだ。
それが、あの時はなにも気が付かなかったし、人の足音だってしなかった。
「なんだ、嘘かぁ」
クラスメートたちががっかりした声を出して離れて行く中、ユリとユキコは目を見かわせたのだった。