闇夜ヨルの恐怖記録 4
☆☆☆
昨日1人で洋館へ行ったユキコはスッキリとした気分で目を覚ました。
自分ができることはすべてやって、日常が戻ってきたような感覚だ。
ベッドの上で大きく伸びをして上半身を起こす。
スマホで時間を確認してみると、いつもより30分も早起きしていることに気がついた。
今日提出の宿題はちゃんと終わっているし、のんびりした朝になりそうだ。
鼻歌交じりに着替えをはじめたときだった。
カシャッと音がしてユキコは動きを止めた。
まるで壊れかけのオモチャみたにカクカクとした動きでカメラへ視線を向ける。
昨日どうしてこのカメラを一緒に持っていかなかったのだろうと、今更ながらに後悔した。
カメラは1枚の写真を吐き出して、それは音もなく床に落ちた。
ユキコはぎこちない動きで近づいてそれを手にとった。
写真の映像はまだ出てきていなかったが、そこから目をそらすことができない。
背中に冷や汗が流れていって、恐怖で呼吸が早くなるのを感じる。
そんな中、じわじわと映像が浮かび上がってきていた。
カメラはテーブルの上に置かれていて、誰もいない方向を映していた。
そのはずなのに……。
そこにはカメラの前に立ちはだかるあの少女の姿があったのだ。
少女はジッとカメラへ視線を向けている。
昨日1人で洋館へ行ったユキコはスッキリとした気分で目を覚ました。
自分ができることはすべてやって、日常が戻ってきたような感覚だ。
ベッドの上で大きく伸びをして上半身を起こす。
スマホで時間を確認してみると、いつもより30分も早起きしていることに気がついた。
今日提出の宿題はちゃんと終わっているし、のんびりした朝になりそうだ。
鼻歌交じりに着替えをはじめたときだった。
カシャッと音がしてユキコは動きを止めた。
まるで壊れかけのオモチャみたにカクカクとした動きでカメラへ視線を向ける。
昨日どうしてこのカメラを一緒に持っていかなかったのだろうと、今更ながらに後悔した。
カメラは1枚の写真を吐き出して、それは音もなく床に落ちた。
ユキコはぎこちない動きで近づいてそれを手にとった。
写真の映像はまだ出てきていなかったが、そこから目をそらすことができない。
背中に冷や汗が流れていって、恐怖で呼吸が早くなるのを感じる。
そんな中、じわじわと映像が浮かび上がってきていた。
カメラはテーブルの上に置かれていて、誰もいない方向を映していた。
そのはずなのに……。
そこにはカメラの前に立ちはだかるあの少女の姿があったのだ。
少女はジッとカメラへ視線を向けている。