闇夜ヨルの恐怖記録 4
同級生が死んだら連絡が入るはずだ。


でもマヤちゃんが死んだなんていう連絡はもらっていない。


「でも、あの写真に映っているマヤちゃんは絶対に幽霊だよね?」


誰もいない場所で勝手にシャッターが下りてそこにはマヤちゃんの姿があった。


あれが幽霊じゃなくてなんだと言うんだろう。


「わからないから、直接行ってみるしかないと思う」


ユリは青い顔をして、小さな声で言った。


「行くって、マヤちゃんの家に?」


「うん」


マヤちゃんは同じ小学校だったから、ここから徒歩で移動できる距離に家がある。


大きなお屋敷だったから、今でも建っていればすぐにわかるはずだ。


ユキコはゴクリと唾を飲み込んでユリを見た。


「そうだね、行ってみるしかないよね」


本当は行くのがとても怖かった。


だけどこのままではこの怪奇現象が終わることはない。


自分が今頑張らないといけないときんんだと、ユキコは自分自身に言い聞かせて立ち上がる。


ユリもそれに続いて立ち上がった。


今日も学校があるけれど気にしてはいられなかった。


2人は大慌てで家を出て、マヤちゃんの家へと向かったのだった。
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