闇夜ヨルの恐怖記録 4
母親に教えられた通り右手のドアへ手を伸ばしたそのときだった。
バンッ!!
と、廊下の奥から勢いよくドアが閉まる音が聞こえてきてユキコはビクリと体を振るわせた。
今の音はなに?
動きを止めて廊下の奥へ視線を向ける。
そこにもリビングと同じような焦げ茶色のドアがあった。
リビングから出てきたときあの扉は開いていたんだっけ?
それが風かなにかで閉まった?
そう思ってもちゃんと見ていなかったので開いていたかどうか思い出せない。
今の音を聞いて母親が出てくるかと思ったが、出てくる気配もなかった。
ユキコはしばらくその場に立ち尽くしていたが、勇気を振り絞って廊下を奥へと進み始めた。
勝手に部屋の中を見たら怒られるかもしれない。
だけど確認しないと気になって仕方なかった。
バレたら大きなお屋敷だから迷ってしまったとか、適当に嘘をつけばいいと思った。
そしてユキコは一番奥の扉の前までやってきた。
ドアについている金色のノブはライオンの頭部の形をしていて、触れるのに躊躇した。
バンッ!!
と、廊下の奥から勢いよくドアが閉まる音が聞こえてきてユキコはビクリと体を振るわせた。
今の音はなに?
動きを止めて廊下の奥へ視線を向ける。
そこにもリビングと同じような焦げ茶色のドアがあった。
リビングから出てきたときあの扉は開いていたんだっけ?
それが風かなにかで閉まった?
そう思ってもちゃんと見ていなかったので開いていたかどうか思い出せない。
今の音を聞いて母親が出てくるかと思ったが、出てくる気配もなかった。
ユキコはしばらくその場に立ち尽くしていたが、勇気を振り絞って廊下を奥へと進み始めた。
勝手に部屋の中を見たら怒られるかもしれない。
だけど確認しないと気になって仕方なかった。
バレたら大きなお屋敷だから迷ってしまったとか、適当に嘘をつけばいいと思った。
そしてユキコは一番奥の扉の前までやってきた。
ドアについている金色のノブはライオンの頭部の形をしていて、触れるのに躊躇した。