闇夜ヨルの恐怖記録 4
気がつけばユキコの足はひかれるようにしてリサイクルショップへと入っていた。
ガラスのドアを開けて一歩中に入ると、右手のカウンターから「いらっしゃい」と、若い男性が顔をのぞかせた。
ブルーのエプロンを付けていて、右手には赤いマジックを持っている。
値札でも作っていたところだったんだろう。
ユキコは男性店員へ向けて軽く頭を下げて店内を歩き出した。
中は外観よりも広く感じられて、棚と棚の間を進んでいくと不思議と永遠に続く通路のように感じられた。
並べられている商品には規則性が無くて文房具の中にフィギュアが混ざっていたり、バッグや財布の中に歯ブラシが置かれていたりする。
それが楽しくて時間が経つのも忘れて商品に見入ってしまった。
しばらくしてスマホで時間を確認してみるとお店に入ってから1時間が経過していたので驚いた。
外は太陽が傾いてオレンジ色に染まってきている。
いけない。
早く帰らないと!
そう思って店から出ようとしたときだった。
右手が棚の上の商品にぶつかって危うく落としてしまいそうになったのだ。
床に落下する前に咄嗟に両手でそれをキャッチする。
ふぅー、セーフだ。
ほっとして手にしている商品を見つめつと、それはカメラだった。
ガラスのドアを開けて一歩中に入ると、右手のカウンターから「いらっしゃい」と、若い男性が顔をのぞかせた。
ブルーのエプロンを付けていて、右手には赤いマジックを持っている。
値札でも作っていたところだったんだろう。
ユキコは男性店員へ向けて軽く頭を下げて店内を歩き出した。
中は外観よりも広く感じられて、棚と棚の間を進んでいくと不思議と永遠に続く通路のように感じられた。
並べられている商品には規則性が無くて文房具の中にフィギュアが混ざっていたり、バッグや財布の中に歯ブラシが置かれていたりする。
それが楽しくて時間が経つのも忘れて商品に見入ってしまった。
しばらくしてスマホで時間を確認してみるとお店に入ってから1時間が経過していたので驚いた。
外は太陽が傾いてオレンジ色に染まってきている。
いけない。
早く帰らないと!
そう思って店から出ようとしたときだった。
右手が棚の上の商品にぶつかって危うく落としてしまいそうになったのだ。
床に落下する前に咄嗟に両手でそれをキャッチする。
ふぅー、セーフだ。
ほっとして手にしている商品を見つめつと、それはカメラだった。