闇夜ヨルの恐怖記録 4
一瞬本当のことを言ってみようかと考えがよぎったけれど、すぐに打ち消した。
中学生になってまでイジメられているなんてバレたら恥ずかしい。
こんな相談誰にもできない。
「もう良いでしょう? 勉強しないといけないから上がるよ」
ユウナはそう良い、カバンを掴んでリビングから出たのだった。
本当は勉強する気なんてなかったけれど、母親にそう言ってしまった手前少しでもしておかないと怪しまれる。
ユウナはため息をつきつつ、数学の教科書を取り出した。
今日戻ってきたテスト問題をもう1度勉強してみようと思ったけれど、やっぱり何度教科書を読んでみても理解できない。
「こんな問題、みんなどうやって解いているんだろう」
10分ほど教科書と向き合っていたけれど、もう限界だった。
わけのわからない数式は見ているだけで頭が痛くなってしまう。
ユウナは大きなあくびを一つして、本棚からマンガ本を取り出すとベッドにゴロンと横になった。
わからないものをわからないまま考えるからダメなんだ。
それなら明日学校へ行ったときに先生に質問すればいい。
そう考えてマンガを読み始めて5分くらい経過した時、ノックもなしにドアが開いて母親が顔をのぞかせていた。
「ちょっと、勉強してたんじゃないの!?」
中学生になってまでイジメられているなんてバレたら恥ずかしい。
こんな相談誰にもできない。
「もう良いでしょう? 勉強しないといけないから上がるよ」
ユウナはそう良い、カバンを掴んでリビングから出たのだった。
本当は勉強する気なんてなかったけれど、母親にそう言ってしまった手前少しでもしておかないと怪しまれる。
ユウナはため息をつきつつ、数学の教科書を取り出した。
今日戻ってきたテスト問題をもう1度勉強してみようと思ったけれど、やっぱり何度教科書を読んでみても理解できない。
「こんな問題、みんなどうやって解いているんだろう」
10分ほど教科書と向き合っていたけれど、もう限界だった。
わけのわからない数式は見ているだけで頭が痛くなってしまう。
ユウナは大きなあくびを一つして、本棚からマンガ本を取り出すとベッドにゴロンと横になった。
わからないものをわからないまま考えるからダメなんだ。
それなら明日学校へ行ったときに先生に質問すればいい。
そう考えてマンガを読み始めて5分くらい経過した時、ノックもなしにドアが開いて母親が顔をのぞかせていた。
「ちょっと、勉強してたんじゃないの!?」