闇夜ヨルの恐怖記録 4
ベッドに寝転んでマンガを読んでいたユウナは驚いて飛び起きた。


「してたよ。でもちょっと行き詰まっちゃって、気分転換してたの」


「なにが気分転換よ。勉強始めてまた20分もたってないでしょう!?」


母親の顔は真っ赤に染まり、明らかに怒っている。


「わかったよ、もう少し頑張る」


ユウナは渋々ベッドから起き上がって、机に向かったのだった。


それでも集中力は全然続かなかった。


試しに好きな国語の教科書を開いてみたけれど、やっぱりすぐに眠くなってきてしまう。


もう今日はやめよう。


その分明日頑張ればいいんだから。


ユウナはそう思ってベッドに潜り込んだのだった。
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