闇夜ヨルの恐怖記録 4
☆☆☆
今日はユウナの好きなテレビ番組がする日だった。
毎週楽しみにしていて、今日のゲストは大好きなお笑い芸人だ。
「ちょっとユウナ、いつまでテレビを見ているの?」
家に帰ってきてからずっとテレビの前から離れないユウナに母親が怒った声を出す。
しかしユウナは画面に視線を釘付けにしたまま返事をしない。
「ユウナ聞いているの!? もう晩ごはんなのよ!?」
耳元で怒鳴られてようやく自分が呼ばれていることに気がついた。
「わぁ、ビックリした。そんな大声出さなくても聞こえてるよ」
ユウナは仏頂面でそう言ったけれど、動こうとはしなかった。
ちょうど面白いクイズが出題されたところなのだ。
「聞こえているならお箸を出すくらいのお手伝い、できるでしょう?」
「ちょっと待って今いいところだから」
お箸くらいすぐに出すことができる。
それなら後回しにしたっていいはずだ。
「今やって!」
解答が表示されるタイミングでテレビ画面がパッと消えてしまった。
「ちょっとなにするの!?」
すぐにリモコンへ手を伸ばすけれど、母親に取られてしまった。
「勉強もお手伝いも後回しにしてちゃダメでしょう!?」
母親はリモコンを持ったまま仁王立ちしている。
今日はユウナの好きなテレビ番組がする日だった。
毎週楽しみにしていて、今日のゲストは大好きなお笑い芸人だ。
「ちょっとユウナ、いつまでテレビを見ているの?」
家に帰ってきてからずっとテレビの前から離れないユウナに母親が怒った声を出す。
しかしユウナは画面に視線を釘付けにしたまま返事をしない。
「ユウナ聞いているの!? もう晩ごはんなのよ!?」
耳元で怒鳴られてようやく自分が呼ばれていることに気がついた。
「わぁ、ビックリした。そんな大声出さなくても聞こえてるよ」
ユウナは仏頂面でそう言ったけれど、動こうとはしなかった。
ちょうど面白いクイズが出題されたところなのだ。
「聞こえているならお箸を出すくらいのお手伝い、できるでしょう?」
「ちょっと待って今いいところだから」
お箸くらいすぐに出すことができる。
それなら後回しにしたっていいはずだ。
「今やって!」
解答が表示されるタイミングでテレビ画面がパッと消えてしまった。
「ちょっとなにするの!?」
すぐにリモコンへ手を伸ばすけれど、母親に取られてしまった。
「勉強もお手伝いも後回しにしてちゃダメでしょう!?」
母親はリモコンを持ったまま仁王立ちしている。