さくらいろ



どんなところなんだろう


どんな人がいるんだろう




心拍数があがる。






「はー・・・よしっ!」



気合いをいれて部屋をでる。



「あ、大和おはよう」



後ろから少しうわずった声が聞こえた。



「雅史おはよう」




俺の新居は学生寮。


同じ日に同じ階に引っ越してきた同い年の雅史と俺は、すぐになかよくなった。


大学生活、いい滑り出しができたような気がしてうかれていた。
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