さくらいろ



入学式の会場が近づく



人が増える

スーツも増える。





俺と雅史は、スーツ集団の中に見事にうもれてしまった。






「・・・すげー」


雅史がつぶやいた
そのときだった。










「もー、嘘つき!!」


後ろから聞こえたその声に
思わず振りかえった


ひきつけられる声だった。
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