私の周りにヤンデレしかいないんだが
四人の本音
「ええ〜!四人ともヤンデレだったんだ。それは災難だね〜」
「……嬉しそうに言うのやめてくれるかな?そもそも、異性の声が聞こえる薬を飲ませたの雫ちゃんだよね?」
蒼先輩の心の声を聞いた翌日、私は雫ちゃんにそのことを話していた。相変わらず本人は楽しそうだけど。
でも、放課後の教室で雫ちゃんと話す時間は楽しい。実はヤンデレだったあの四人のことを考えると胃が痛くなりそうだけどね。
「でも、薬の効果があるのはあと三日くらいでしょ。頑張ってるじゃない!」
「まあ、あと三日であんな恐ろしい心の声が聞こえなくなるのは嬉しいよ。あの四人のことは恐怖だけど」
そんなことを話していると、ガラリと音を立ててドアが開く。振り向けば、十くんがふわりと微笑んでいる。
「美紅ちゃん、一緒に来て?」
(断っても連れて行くけど)
笑顔の裏にある心の声が怖い……。雫ちゃんの方を見れば、親指を立ててニコニコ笑っていた。いや、助けてよ!
「ちょっと美紅ちゃん借りるね」
「……嬉しそうに言うのやめてくれるかな?そもそも、異性の声が聞こえる薬を飲ませたの雫ちゃんだよね?」
蒼先輩の心の声を聞いた翌日、私は雫ちゃんにそのことを話していた。相変わらず本人は楽しそうだけど。
でも、放課後の教室で雫ちゃんと話す時間は楽しい。実はヤンデレだったあの四人のことを考えると胃が痛くなりそうだけどね。
「でも、薬の効果があるのはあと三日くらいでしょ。頑張ってるじゃない!」
「まあ、あと三日であんな恐ろしい心の声が聞こえなくなるのは嬉しいよ。あの四人のことは恐怖だけど」
そんなことを話していると、ガラリと音を立ててドアが開く。振り向けば、十くんがふわりと微笑んでいる。
「美紅ちゃん、一緒に来て?」
(断っても連れて行くけど)
笑顔の裏にある心の声が怖い……。雫ちゃんの方を見れば、親指を立ててニコニコ笑っていた。いや、助けてよ!
「ちょっと美紅ちゃん借りるね」