私の周りにヤンデレしかいないんだが
首を傾げていると、十くんが「大丈夫?どこか具合悪い?」と言いながら近付いてくる。そして、コツンとおでこを軽くぶつけられた。熱を測ってくれているみたいだけど、距離が近すぎる。嫌でもドキドキする。その間、十くんは黙っているのをわかっているんだけど、十くんの声が何故か聞こえてきた。
(美紅ちゃんに触れられるなんて幸せだなぁ。熱はなさそう。残念、熱があったら僕の家で休ませて、そのままお泊まりさせて、僕の婚約者って言いたかったのに)
「えっ!?」
聞こえてきた言葉に驚いて声を出してしまう。婚約者って言いたかったって何?十くんと私はただの友達じゃないの?
「美紅ちゃん?」
(何でそんなに驚いてるの?僕、何かしたっけ?この状況に時間が経ってから驚いてるの?)
相変わらず聞こえてくる十くんの謎の声。もう理解した。聞こえてくる声は、十くんの心の声なんだ。面白いことってそういうことね。違法薬物じゃなかったことにとりあえず安心……。
「何でもない。びっくりさせてごめんね」
(美紅ちゃんに触れられるなんて幸せだなぁ。熱はなさそう。残念、熱があったら僕の家で休ませて、そのままお泊まりさせて、僕の婚約者って言いたかったのに)
「えっ!?」
聞こえてきた言葉に驚いて声を出してしまう。婚約者って言いたかったって何?十くんと私はただの友達じゃないの?
「美紅ちゃん?」
(何でそんなに驚いてるの?僕、何かしたっけ?この状況に時間が経ってから驚いてるの?)
相変わらず聞こえてくる十くんの謎の声。もう理解した。聞こえてくる声は、十くんの心の声なんだ。面白いことってそういうことね。違法薬物じゃなかったことにとりあえず安心……。
「何でもない。びっくりさせてごめんね」