先生×アタシ×先生
起立!

ホームルームが始まった、あれから1週間経つが九重とは一切目も合わせてないし、会話もしていない。

唯一変わったことといえば、

奏とは友達と言えるほど仲良くなった。

「ウタと同じ長さにしたい」と言って無理矢理歌乃を洋服直し店に連れて行き、「このスカートと同じ長さに直して下さい」と依頼した。


奏って地味で可愛くないと思っていたが、見違える様に可愛くなった。


メガネをカラコン変え、化粧をしてきた。


すごく美人でスタイルもいい。


「奏そっちの方が可愛いよ〜」


「前までのダサすぎだったよ〜」


「うるさいなぁ〜!あれが普通なんだよ笑!」


「アタシが基準だよ?アタシが普通!!」


歌乃の意味わからない、会話に奏はいつも大爆笑してくれる。

「ウタといるようになって毎日が楽しい!♪」


「えへへ、アタシもちょっとだけ楽しい…気がする…ような気がするよ!」


「も〜ウタは素直じゃないんだから笑」


音楽を学ぶ為だけに学校来てたアタシ、奏のお陰で毎日が楽しいよ。ありがとう。
今日から授業が始まる。
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