先生×アタシ×先生
実は声楽は歌乃の最も得意とする科目。

歌乃がピアノ専攻を選んだ理由は、声楽とピアノを比べてピアノの方が苦手だから。

歌「カエちゃんお久〜〜♪」
奏「失礼します!よろしくお願いします。」

歌乃は元気よく先生に挨拶した。

奏は礼儀正しく挨拶をする。

「歌ちゃん今日も元気だね〜♪」

声楽レッスンの先生
天海 楓先生(あまみかえで)

歌乃をよく理解していて、歌乃のやる気と力を引き出すレッスンをしている。

「まず発声練習から行く〜?」

「行こう〜!!」
「はい…っ笑」

歌乃は元気よく答えるが、奏は反応に困っていた。

発声練習が終わり、個人レッスンが始まった。

「じゃ歌乃ちゃん課題にしてた、オペラアリア歌ってみて!」

「はーーーい!」

歌乃は元気に返事をした。

その瞬間歌乃の顔つきが変わり、スイッチが入ったのがわかった。

楓の伴奏が始まり、歌乃は深く息を吸い、歌い出す。

響き渡る、素晴らしい歌声。

歌乃はオペラの役に入り込む。

プロ顔負けの歌を歌った。

「パチパチパチパチーー!!素晴らしい〜!歌ちゃんまた上手くなった???」

「へへーん!才能じゃね?」
照れ臭そうにいう。

そしてレッスンは続き、次は奏の番。

奏は声楽初心者で低めなアルト声。

奏も頑張って歌った。

「カエちゃん今日もありがとうございました〜じゃまたね〜」

「はーい!分からないことあったらLINEしてね♥!!」

2人は本当に仲良し。
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