私達は結婚したのでもう手遅れです!
寝室から出て行く音がした。
「かっ……かっこよすぎ」
このまま息の根を止められるかと思った。
むくりと起き上がり、自分の姿を見た。
髪はぼさぼさで寝起き顔。
パンダ柄パジャマを着た色気ゼロの姿がそこにはあった。
こんな私によくキスしてくれたよね……偉大過ぎるよ、冬悟さん。
もそもそとベッドから這い出て、リビングに行くと冬悟さんが新聞を読みながら、コーヒーを飲んでいた。
窓からは薄青い夜明けの光が入り、ビルの山はまだ暗く、道路に車も人もまばらだ。
朝独特の風景を背にした冬悟さんはテレビのCMに出演できそうなレベル。
絵になるとはこのことですか。
「羽花、おはよう」
その素敵な冬悟さんが私に挨拶をする。
じっと見ていたのをおかしく思われたかもしれない。
それを取り繕うように慌てて挨拶を返した。
「お、おはようございますっ!早いですねー……」
「かっ……かっこよすぎ」
このまま息の根を止められるかと思った。
むくりと起き上がり、自分の姿を見た。
髪はぼさぼさで寝起き顔。
パンダ柄パジャマを着た色気ゼロの姿がそこにはあった。
こんな私によくキスしてくれたよね……偉大過ぎるよ、冬悟さん。
もそもそとベッドから這い出て、リビングに行くと冬悟さんが新聞を読みながら、コーヒーを飲んでいた。
窓からは薄青い夜明けの光が入り、ビルの山はまだ暗く、道路に車も人もまばらだ。
朝独特の風景を背にした冬悟さんはテレビのCMに出演できそうなレベル。
絵になるとはこのことですか。
「羽花、おはよう」
その素敵な冬悟さんが私に挨拶をする。
じっと見ていたのをおかしく思われたかもしれない。
それを取り繕うように慌てて挨拶を返した。
「お、おはようございますっ!早いですねー……」