私達は結婚したのでもう手遅れです!
第22話 棚からぼた餅
バタバタと廊下を走る足音がして、マンション内が騒がしい。
なんだろうと思いながら、夕飯のお味噌汁を一口飲む。
アサリのいいダシが出ている。
「あとはこれにネギをいれて―――」
「羽花っ!」
バンッと玄関のドアが乱暴に開き、髪が乱れた冬悟さんが入ってきた。
そして、私の姿を見るなり、抱きしめた。
うわぁ……これが新婚ってかんじ?
冬悟さんって意外に情熱的なところがあるなぁ。
ちょっと離れていただけなのに帰ってきたなり、こんな抱擁をされるなんて、なんだか照れくさい。
「冬悟さん、おかえりなさい。ご飯できてますよ」
私のセリフも新妻っぽい。
この新婚らしいシチュエーションに大満足した私は冬悟さんに照れながら、にこっと笑って見せた。
「俺がいない間、ジジイがこなかったか?」
なんだろうと思いながら、夕飯のお味噌汁を一口飲む。
アサリのいいダシが出ている。
「あとはこれにネギをいれて―――」
「羽花っ!」
バンッと玄関のドアが乱暴に開き、髪が乱れた冬悟さんが入ってきた。
そして、私の姿を見るなり、抱きしめた。
うわぁ……これが新婚ってかんじ?
冬悟さんって意外に情熱的なところがあるなぁ。
ちょっと離れていただけなのに帰ってきたなり、こんな抱擁をされるなんて、なんだか照れくさい。
「冬悟さん、おかえりなさい。ご飯できてますよ」
私のセリフも新妻っぽい。
この新婚らしいシチュエーションに大満足した私は冬悟さんに照れながら、にこっと笑って見せた。
「俺がいない間、ジジイがこなかったか?」