私達は結婚したのでもう手遅れです!
「妻?あなた、冬悟の妻として本当にやっていけると思ってるの?」
「え?」
「礼華さん」
見かねた仙崎さんが私と礼華さんの間にはいる。
「冬悟さんから社長室への出入りは禁止されていたはずです。お引き取りください」
「嫌よ。婚約者である私を今まで私を避けておいて、いきなり結婚したのよ?私がいるのに会社に連れてくるなんてひどいじゃない!私への配慮が足りなさすぎるわ」
「会社にきたらダメなんですか?」
「私が冬悟と二人っきりになれないでしょ」
な、な、なんでー!
それって、この先も諦めない宣言じゃないですか。
「婚約の話は嶋倉から矢郷組の組長に冬悟さんが話をつけさせてもらって、終わった話になっているのをまだ持ち出しますか」
「私は了承してなかったわ」
仙崎さんは不動だった。
顔の表情ひとつ変えない。
「え?」
「礼華さん」
見かねた仙崎さんが私と礼華さんの間にはいる。
「冬悟さんから社長室への出入りは禁止されていたはずです。お引き取りください」
「嫌よ。婚約者である私を今まで私を避けておいて、いきなり結婚したのよ?私がいるのに会社に連れてくるなんてひどいじゃない!私への配慮が足りなさすぎるわ」
「会社にきたらダメなんですか?」
「私が冬悟と二人っきりになれないでしょ」
な、な、なんでー!
それって、この先も諦めない宣言じゃないですか。
「婚約の話は嶋倉から矢郷組の組長に冬悟さんが話をつけさせてもらって、終わった話になっているのをまだ持ち出しますか」
「私は了承してなかったわ」
仙崎さんは不動だった。
顔の表情ひとつ変えない。