私達は結婚したのでもう手遅れです!
冬悟さんはお祝いだからと言って、本当はホールサイズのケーキまで注文しようとしたあげく、高そうなシャンパン出してきたのをビシッと断った。
食べきれないし、明日は仕事。
それに夫婦として、しっかり話をしなくてはと思った。
思ったけど―――なにをはなそう。
私の言葉をじっと待っている冬悟さん。
「……あの、いろいろ聞きたくて」
「そうだろうな」
真剣な顔で冬悟さんはうなずいた。
「れ、礼華さんなんですけど」
「礼華?」
「ちゃんと婚約を解消してください」
「婚約していない」
「仲良くしてたじゃないですか……」
驚いた顔をしていた。
「仲良く?」
「こう……腕をからませて」
一人で腕をからませる真似をしていると冬悟さんが笑った。
「わ、わかってますよ!私、嫉妬深いんですっ!冬悟さんが他の女の人と仲良くしているところを見ると落ち込んでしまうんです!」
食べきれないし、明日は仕事。
それに夫婦として、しっかり話をしなくてはと思った。
思ったけど―――なにをはなそう。
私の言葉をじっと待っている冬悟さん。
「……あの、いろいろ聞きたくて」
「そうだろうな」
真剣な顔で冬悟さんはうなずいた。
「れ、礼華さんなんですけど」
「礼華?」
「ちゃんと婚約を解消してください」
「婚約していない」
「仲良くしてたじゃないですか……」
驚いた顔をしていた。
「仲良く?」
「こう……腕をからませて」
一人で腕をからませる真似をしていると冬悟さんが笑った。
「わ、わかってますよ!私、嫉妬深いんですっ!冬悟さんが他の女の人と仲良くしているところを見ると落ち込んでしまうんです!」