私達は結婚したのでもう手遅れです!
第29話 再々戦
社長秘書―――それは社長のサポートをする仕事。
そんな認識で間違っていないはず。
それなのに私の机の上には―――
『わくわくプランで行く新婚旅行』
『南の楽園へようこそ~ロマンチックなハネムーン特集~』
『オーロラクルーズへ旅立とう!特別なひとときを~新婚旅行にもおすすめ~』
なんてパンプレットが山積みになっていた。
それと旅行雑誌や英会話の本。
『旅行で困らない英会話』なんて本が見えて、付箋がしてある。
なにか重要なページなのかな。
気になって、その付箋のページをめくると『迷子になった時はこう言おう』と書いてあった。
えっと……迷子って……私のことですか?
ぱたんと本を閉じた。
「あの、冬悟さん」
「どうかしたか?」
冬悟さんは忙しそうに書類をめくっている。
その横には直立不動の仙崎さんが立っていた。
「これ、仕事じゃないですよね」
「仕事だ」
えっ!?
そんな認識で間違っていないはず。
それなのに私の机の上には―――
『わくわくプランで行く新婚旅行』
『南の楽園へようこそ~ロマンチックなハネムーン特集~』
『オーロラクルーズへ旅立とう!特別なひとときを~新婚旅行にもおすすめ~』
なんてパンプレットが山積みになっていた。
それと旅行雑誌や英会話の本。
『旅行で困らない英会話』なんて本が見えて、付箋がしてある。
なにか重要なページなのかな。
気になって、その付箋のページをめくると『迷子になった時はこう言おう』と書いてあった。
えっと……迷子って……私のことですか?
ぱたんと本を閉じた。
「あの、冬悟さん」
「どうかしたか?」
冬悟さんは忙しそうに書類をめくっている。
その横には直立不動の仙崎さんが立っていた。
「これ、仕事じゃないですよね」
「仕事だ」
えっ!?