私達は結婚したのでもう手遅れです!
それをやったのはたった二人。
大学生のような男の子と渋いおじさんの二人だった。
その二人が道をあけ、中央から登場したのはいつもの常連さん―――

「こんにちは。羽花さん。今日はずいぶんと店内が騒がしいですね」

嶋倉(しまくら)冬悟(とうご)さんだった。
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